特徴
外傷、変性疾患を問わず一般整形外科に関わる治療を幅広く行っています。特に上肢(指・手・肘・肩)の疾患が多いことが当院の特徴です。
日本手外科学会基幹研修施設として他施設から多くの患者さんをご紹介いただいております。令和4年は620件行った手術のうち約70%が上肢の疾患でした。手術ばかりでなく保存治療にも積極的に取り組んでおりますので上肢の痛み、変形、運動障害でお困りの方や関節リウマチを心配されている方は是非ご相談ください。
また骨粗鬆症リエゾンチームを立ち上げて、閉経後の女性や高齢者の骨折予防および治療にも力を入れています。
当院での診療内容
内視鏡を用いた侵襲の少ない関節鏡視下手術や手根管開放術では、従来の手術に比べて傷は小さく術後の疼痛も少なく、日常生活やスポーツ活動への復帰が早まるため患者さんにも好評です。
診断においてはレントゲン・CT・MRIに加えて解像度の高い超音波診断装置を使用して、負担が少ない診療を心がけています。
従来腰椎麻酔や全身麻酔で行っていた手術が超音波を用いたブロック麻酔で可能な場合もあり、麻酔の面でも低侵襲で行う工夫を重ねています。
リハビリ
整形外科治療の一翼を担うリハビリテーションのスタッフは、主に入院や手術後の患者さんと老健ちよだを利用される皆様の治療に当っています。広々としたスペースを利用して、早期自立や日常生活への復帰、ADLの維持・向上を目指して精力的に活動しています。
高気圧酸素治療
当院の特色ある設備の一つとして、高気圧酸素治療装置があります。日本高気圧環境・潜水医学会認定病院に指定されており、常勤の専門医および専門技師がいます。対象疾患は①減圧症または空気塞栓、②急性一酸化炭素中毒(その他のガス中毒)、③重症軟部組織感染症、④急性末梢血管障害、⑤腸閉塞、⑥網膜動脈閉塞症など緊急対応を要する疾患とともに、⑦突発性難聴、⑧難治性潰瘍を伴う末梢循環障害、⑨脊髄神経疾患、⑩骨髄炎または放射線障害などがあり、最近では悪性腫瘍に対する放射線または抗癌剤と高気圧酸素を併用する治療など適応が拡大しています。スポーツ外傷など保険適応外の疾患にも対応しています。1人用チャンバータイプのため治療人数に制約がありますが、疾患によっては数日から1週間程度で効果の得られる場合もあります。入院・通院共に対応可能ですので、今後も利用を進めていきたいと考えています。

整形外科領域では新薬の登場により、骨粗鬆症や関節リウマチの治療が飛躍的に進歩しています。当科でもそうした薬剤を有効に活用してより良い治療につなげるべく努力を重ねています。骨粗鬆症を診断するために、骨密度や骨代謝マーカーの測定を行っていますので是非ご利用ください。運動器の障害により歩行や日常生活に支障を来す「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」の予防指導なども行っています。
代表的な疾患、治療対象
骨折・腱損傷・神経損傷
変性疾患(腱鞘炎、絞扼性神経障害、変形性関節症、関節リウマチなど)
外来医師担当表
午前 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
金子 予約 |
牧野 予約 |
鈴木 予約 |
牧野 予約 |
金子 予約 |
当番医 | |
山賀 初診 |
石塚 初診 |
登 初診 |
金子 初診 |
比嘉 初診 |
||
石塚 予約 |
牧野 予約 |
石塚 予約 |
||||
午後 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
鈴木 予約 |
受付時間 8:30 ~ 11:00
医師紹介
整形外科一般
手の外科、関節鏡視下手術
関節リウマチ手術
・日本整形外科学会専門医
・日本整形外科学会認定リウマチ医
・日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
・日本手外科学会専門医・指導医
・日本リウマチ学会専門医
・日本高気圧環境・潜水医学会専門医
一般整形外科
・日本整形外科学会専門医
・日本骨粗鬆症学会認定医
手の外科
・日本整形外科学会専門医
・日本整形外科学会認定リウマチ医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
・日本手外科学会専門医・指導医
・日本リウマチ学会専門医
・日本リハビリテーション学会臨床認定医
整形外科一般
・日本整形外科学会専門医
・日本整形外科学会認定リウマチ医
・日本整形外科学会認定スポーツ医