リハビリテーション科

特徴

骨折や外科の手術、肺炎などの治療などで低下した心身の機能の回復を目的に、できるだけ早期よりリハビリテーションを実施しております。
特に、骨折、手の外科などの整形外科疾患、がんのリハビリテーションの対応を中心に、高齢者の方については、疾患を問わず、在宅での生活を見据えて、対応しております。
(また、当科のスタッフが、介護老人保健施設ちよだ、訪問看護ステーションちよだのリハビリテーションの業務を担当して、高齢者の機能の維持、在宅生活への復帰、支援を行っております。)

スタッフ構成

リハビリテーション科技士

(2024年5月現在)

(介護老人保健施設ちよだ 訪問看護ステーションの業務も担当)

理学療法士  14名
作業療法士   5名
言語聴覚士   2名

業務内容

理学療法(PT)

早期離床、起き上がる、座る、立つ、歩くといった基本的な動作の獲得、体力の回復などを目的に、医学的な視点から評価を行い、生活環境など、社会的な視点も考慮して、個々の機能にあわせて、プログラムを作成します。
プログラムをもとに、筋力トレーニング、関節可動域の改善、痛みの軽減などをはかり、動作の能力の向上をめざしてリハビリテーションを実施します。
実施場所は、病室、リハビリテーション室などの室内だけでなく、敷地内でスロープ、不整地など、屋外での歩行も行っております。

リハビリ室

リハビリ室

PT中

PT中

屋外スロープ

屋外スロープ

遊歩道

遊歩道

作業療法(OT)

作業療法では、病気や怪我により日常生活に支障をきたした患者さんに対し、日常生活動作の練習や環境の調整を行うことで、患者さんの出来る事が増えるよう努めています。また、当院では上肢疾患、特に手の外科の患者さんに対するリハビリ(ハンドセラピィ)にも力を入れており、日常生活で早期に手が使いやすくなるように関節の運動や筋力トレーニングなどを積極的に行っています。

ハンドセラピィ

骨折や腱・神経の損傷など、手の怪我をされた方のリハビリを専門的に行っております。
リハビリはご自宅でもしっかり行って頂けるよう、丁寧で分かりやすい説明を心がけております。

訓練の様子

リハビリ前に手を温めています

リハビリ前に手を温めています

セラピィパテを使った握力訓練

セラピィパテを使った握力訓練

物をつまむための練習

物をつまむための練習

「スプリント療法」手の動きを改善させる道具も作業療法士が作成しております。

指を伸ばすスプリント

指を伸ばすスプリント

安静固定用のスプリント

安静固定用のスプリント

入院中のリハビリ

ハンドセラピィだけでなく、入院されているどの科の患者さんも対象に、日常生活動作練習(食事・更衣・排泄などの動作練習)や認知機能低下予防のための訓練も行っています。

更衣動作の練習

更衣動作の練習

認知機能低下予防の学習訓練

認知機能低下予防の学習訓練

言語聴覚療法(ST)

脳卒中やその他の病気、頭部外傷が原因で起こる、コミュニケーション障害の改善を目的としたリハビリテーションを行います。
また、長期の寝たきりによる認知症、コミュニケーション能力の低下、摂食嚥下障害を生じている廃用症候群の患者さんも対象としています。言語聴覚士はこうした障害・症状に対して機能の維持・向上のための検査や訓練を行い、患者さんだけでなくご家族への指導・助言も行います。

具体的な内容

ことばの障害(失語症)

大脳の言語領域の損傷により、聴く、話す、読む、書くことが難しくなります。症状の表れ方は脳の損傷部位により異なります。はじめに検査を行い訓練内容や代償手段の検討を行います。

声・発音の障害(構音障害)

発声発語器官(舌・口唇など)の運動が障害され声や発語の異常が起こり、話し言葉が不明瞭になります。発語器官の運動や呼吸筋などの訓練を行います。

摂食嚥下障害

食べる行為は、食べ物を見て、口に取り込み、噛んで飲み込むという一連の流れによって成り立っています。その過程のいずれかが障害された状態を「摂食嚥下障害」といいます。
リハビリテーションは病室で簡易的な検査を行います。評価結果を基に訓練を行い、ご家族やスタッフへ食事形態や姿勢、安全な飲み込み方などの指導、助言を行います。また、必要な方には医師による専門的な検査(嚥下造影検査)を行うこともあります。検査の結果を受けて言語聴覚士が訓練プランを作成しています。また、摂食嚥下チームとして多職種と連携を図り、機能向上だけでなく「食べる楽しみ」「味わう喜び」への支援も行っております。

嚥下評価

嚥下評価

失語症の訓練

失語症の訓練